「Domain Driven Design(ドメイン駆動設計) Quickly 日本語版」を読んだ
ここのサイトからダウンロードできるドキュメントを読んだ。
Domain Driven Design(ドメイン駆動設計) Quickly 日本語版
↓の通称DDD本の要約ドキュメントだ。要約と言っても100ページあるのだが。
エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 (IT Architects’Archive ソフトウェア開発の実践)
- 作者: エリック・エヴァンス,今関剛,和智右桂,牧野祐子
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2011/04/09
- メディア: 大型本
- 購入: 19人 クリック: 1,360回
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読了。100ページくらいだからすぐ読めるでしょーと思ったら思いの外重かった。。 / Domain Driven Design(ドメイン駆動設計) Quickly 日本語版 - http://t.co/lNQXf92awU
— たが (@yuuto) April 9, 2014
DDD本の方だと後半に政治的なお話やtipsが載ってたきがするけど、そういったDDDのコアじゃないところは削られるか、端的な文章に置き換えられてたけど、ドメインに対する考え方やアプローチの仕方とかは本書と同じくらい詳細に書かれてた感じ。
— たが (@yuuto) April 9, 2014
ただ、quicklyつってるのに読むのに大分時間かかるのが辛い。内容が内容だけにしょうがないんだろうけどw
— たが (@yuuto) April 9, 2014
と、感想はこんな感じで、このドキュメントを読む前にDDD本を読んでいたので補強をするつもりで読んだ。
quicklyの目次は以下。
DDD本ではドメインモデルのあり方、ユビキタス言語あたりと、実践方法が大体1:2程度で書かれていたと思うが、quicklyでは2:1と、逆転している印象。詳細な実践方法を削り、原理を伝える点に焦点を当てていた。
結局のところ、ユビキタス言語と言われるプロジェクト内での共通言語とドメインモデルの精度をプロジェクトでイテレーションを減るごとに再帰的に昇華していくこと、それによってドメインの理解を深めることが主目的だと思う。
quicklyではDDDのコアとなるユビキタス言語のあり方、ドメインモデルの存在意義などがDDD本と同レベルに詳細に描かれている。ここで原理を抑えて、じゃあ実際にどうやっていくべきかという手法についてはDDD本の方を読んでくれ、という流れになるのだろう。いきなりDDD本を読むよりは、まずこのquicklyを読んでからDDD本に移った方が理解が早そうだ。
ドメイン駆動設計
そもそもドメイン駆動設計とはなんぞ?そのまえにドメインそのものが分からん、みたいな場合は勉強会のときにまとめた資料があるのでこちらをどうぞ。